完成したばかりの道です。 2017.11.11
工事の報告を随時させていただくつもりでいたのですが、画像を現地からネットで送るのが非常に難しく、そうこうしているうちに無事に村の人たちの念願だった道が完成しました。
車が止めてあるところが「愛のかけ道」のスタート地点です。すぐ下を広大な川が流れる山の麓の村です。
私たちも車から降りて、このプロジェクトのために村に結成された委員会のメンバーの方たちと一緒に全長5m弱の道を歩きました。
削りたての道の安全のチェックをしながら約4〜50分、この道にご協力いただいた方々の気持ちを想い一歩一歩踏みしめてきました。
この夜1軒の家に集まり、村の人々からお花の首飾りで歓迎していただき、道完成の感謝の言葉をいただきました。
バス通りまでつながったことで、収穫した野菜も街まで運んでもらえることができます。子どもの労働も減り勉強ができる時間確保に繋がるはずです。
道ができるまでは、人一人歩けるくらいのこの細い道しかありませんでした。
この度みなさまのご支援により「愛のかけ道プロジェクト」がスタートしました
2017.10月15日
長い雨季が終わり、ようやく工事が始まりました。
しかし10月に「ダサイン祭り」という大きなお祭りがあり、その期間はもちろん工事はストップ。
めでたく工事再開という連絡が、現地にいるラマさんより入ってきました。
ところがなんと来週から「ティハール」というお祭りなんだそうで、またまた仕事はお休みに。
そういうことで、ネパールペースで進んでいくことになりそうです。
今回は村にラマさんを委員長として実行委員会が設置されました。
村の人達も一緒に関わって、自分たちの村の道づくりに参加してほしいというのが私たちの願いでもあります。村の全世帯が、それぞれに応じて、お金を出してくれました。
完成時にはみんなで喜びを分かち合える道になるでしょう。
近くの工事に使用するためのブルドーザーを使うことができたので機材を運んでくる手間と費用が省けて工事がスタートできました。
スムーズに行けば10日間くらいの工事で道が完成するようです。
愛のかけ道プロジェクト
道のない村に、車が通れる5キロの道を作ります!!
どうして道?
山村では農業を生業にしており、貧しい家庭では子供たちは貴重な村の労働力になっています。貧困は子どもたちが学校に行けない(行かせてもらえない)大きな理由になっています。
村人は町へ行くためには、けもの道のような道を5キロも下って、川沿いのバス道まで出なければなりません。そのため農産物販売は仲介業者に依存せざるを得なく、収益のほとんどをバイヤーに搾取され、いつまでも貧困の中から抜け出すことができません。
子どもたちを学校に行かせるためには、貧困からの脱出が一つのキーワードになります。
また道ができれば、下記のようなことも可能になります!
・ 地震で壊れた家の建て替えが進む。
・ 今まで命を落としていた病人を病院へ早く運べる。
・ 一時的な支援ではなく、これから先の村の希望になる。
「道」ができることによってもたらされる想像以上の豊かさに気づかされました。村の人々の暮らしのため、また村の子どもたちのため、今回このような持続可能な、後々まで続く形の支援をしたいと願っています。
ネパール カブレ群アイマンタール村
ラマさんが育った集落から歩いて45分ほどの急斜面の間にある村。人口約100人。
*1,000円のご支援で・・・5メートルの道ができます。
*10,000円のご支援で・・・50メートルの道ができます。
あなたの寄付でこの村に希望の道を!ご理解とご協力をお願いします!
Q:どんな道を作るんですか。
A:機械で山に道を作ります。舗装はしません。ネパールの道はほとんど土の道です。
Q:道路敷設は国の仕事ではありませんか。
A:そうです。しかし、ネパール政府は混乱状況が続いており、国民の声はほとんど聞いてもらえないのが現状なのです。
人々は国をあてにできないため、自分たちで何とかするしかありません。
Q:村びとがやるべきでは?
A:今回のプロジェクトは、村人たち全員にも参加してもらいます。各家庭ごとに工事費、または労力で参加。自分たちの道づくりという意識を持ってもらいます。なんでも「与える」「してあげる」ことは、現地の人たちのためになりません。
Q:車はどうするんですか。
A:呼んだら迎えにきてくれる日本のタクシーのようなシステムがあります。ネパール山間部では車は貴重な移動手段なので、車に乗れるだけ人々が乗り込みます。
Q:道づくりはいつから?
A:雨期が終わった11月ごろから開始。1~2か月の予定です。
Q:募金はいつまで?
A:2017年9月末まで受付いたします。