ダプスン村(シンドパルチョーク県、イチョウ区)4月16日

  250枚  服を配布      4月17

村が壊滅状態で、公園に避難していると知った1年前、すべてを失った彼らが寒い冬をどう過ごすのかと心配をかかえながら帰国しました。その後服を届ける事ができないかと考え、衣料支援のお願いのメールをリサイクルやさんはじめ、ダメ元であちこちへ。

そんな中ユニクロ様から希望のお返事が。今回の衣料支援していただけることができたのには本当に嬉しかったです。

冬には間に合わなかったけど、カトマンズの夏に比べてこの地はこの日もとても寒く私たちみんな震え上がるほどでした。

長い時期を通して着てもらえるので厚手の物でよかった。

子供たちへは1人3枚づつサイズにあわせて配ることができました。すぐに喜んで着てくれてる子供の姿を見て、ここまで7時間かけて運んで来た疲れもふっとびました。


 

       村へ到着                     4月16日

16時半頃到着。予定時間を2時間も過ぎていましたが、みんなが私たちを出迎える準備をして待っていてくれていました。

ここへはラマさん、私達母娘、この県出身の元国会議員さん、新聞記者さん、ドライバーさんも同行です。

交流会では1年前の見覚えのある顔もあり、またこうして再開できた事をとても嬉しく思いました。

 

「どこで寝たらいいのか分からなかった状況の中でトタン屋根を届けに来てくれた事は一生忘れません。雨期に備えることができて本当に助かりました。」沢山の方に歓迎式の時にそう言っていただきました。

みなさんの善意のお金をトタンに変えて届けることができた事を本当に喜んでもらえて、皆様には感謝です。またここに戻りトタンも再利用でき、生活を少しづつ取り戻していってほしいと願います。

地震直後、雨期を前にトタン支援を呼びかけ、その折は沢山の方からの募金をいただきました。シンドパルチョークは余震で甚大な被害のあった地域です。その中でも道は寸断され孤立状態で救援の手が届かないダプスン村を支援先に選び屋根支援をさせていただきました。 当時は村全体が壊滅状態で、危険なこの山へ住むことは今後も無理とされていました。43件全員が避難先の国立公園に身を寄せていました。 冬前に故郷へ帰れたことをここへ来て知り本当に嬉しかったです。


天空の村 ダプスン村

車を置いて村までは山道を歩きます。

1時間半ほどの道のりは私たちにとっては登山さながら、現地の人はサンダルで慣れた足取りで荷物を運んでくれて、申し訳ないです。

 

空に浮かんで見える山がダプスン村です。

ふもとから車で悪路を1時間半、さらに徒歩で1時間半。1年前車道は通れなかったので、果てしなく高い山をトタンを担いで歩き避難先のさらに高い国立公園まで運んだ人々の苦労を改めて知ることになりました。